青野楓の原点はどこにあるのか——。
【誕生日】 | 1992年11月21日(土) 平成4年生まれ / さそり座 / 申年 |
【血液型】 | O型 |
【身長】 | 169cm |
【家族】 | 父・母・弟の4人家族+愛犬 ※父、弟、本人 共に 空手経験者 |
【出身地】 | 兵庫県伊丹市 |
【資格】 | 空手黒帯 自動車運転免許証 |
【趣味】 | ソフトボール / スティッチ / アクセサリーづくり / ネイルアート / 運動すること |
【特技】 | 利き海苔 |
【事務所】 | (株)トライストーン・エンタテイメント |
青野楓 History
空手篇
小学校時代では空手のほか、水泳や習字も 嗜んでいたという彼女。4年生では自身の空手の練習の傍ら幼年生徒の指導を行っていた。高学年では、試合に勝ったらと親御さんと約束を交わし、見事 念願の携帯電話を手にしたというエピソードをもつ。
中学校時代。部活はソフトボール部であり副キャプテン。ポジションはサードで右投左打ち。当時は勝つことだけを考えていたという。部活動を優先し空手を休んだ時期もあったというが、12歳(中学1年)で初段 黒帯を取得、中学までは現役選手だった。この頃の将来の夢は幼稚園教諭だったというが、小学生で体験した道場で幼い子供を扱っていた経験があったからかもしれない。
高校では部活がハイレベル、髪を切りたくなかったという理由で帰宅部だったが、道場では正式に指導員として迎え入れられ活躍した。この時期、地元 甲子園のアルバイトをしていたという意外な一面を持っている。
空手道に理解があり、近年ではテレビの特番にゲスト出演することも多くなってきた。経験者らしく発言コメントは しっかりとしたもので丁寧に解説される様子には安心感がある。 将来は道場を継ぎたいと思っているほどで、空手愛にあふれる彼女の今後が楽しみである。
デビュー前夜
親しい仲間からは こう呼ばれている。
名前のとおり”かえで”、または大好きなスティッチに ちなんで”かえっち”と。小・中学生で各1回ずつショートヘアーにしたが、以後はロング。この頃から現在のKaedestyleが確立していたようだ。
そんな彼女は身長が伸び始めた中学生の頃、周囲からモデルになれよいのでは、といわれるようになる。この時期、多数の雑誌を買い、古くなっても捨てずに研究していたようだ。そしてファッションモデルに職業として興味をもったのは高校生の頃。大学進学の選択肢はなかったという。周囲からの後押しもあって『月刊オーディション』の雑誌を通して自分から応募し、いまの事務所に決まった。両親は快く送り出してくれたという。そして地元で過ごした生活に別れを告げ上京したのは、2011年10月4日、18歳の時。新しい地で、友だちもいない、1からのスタートだった。
上京前から講談社のwith編集部の顔見せが行われていたようで、テスト撮影、ウォーキング等を披露し、企画があればという返事だったが、デビュー後の初仕事は、このwithの30周年記念イベント– with Happy Nightでのファッションショーであった。
テレビのレギュラー出演
その後は しばらく仕事が思うように入らなかったとのことで、苦労もあったようだが、次に目にすることになるのは、2012年4月からの『めざましテレビ』のイマドキガール、火曜の担当だった。早朝番組だけに深夜2時入りで読み等のリハをこなし、8時に帰って就寝という生活を送っていたようだ。このころは東京スカイツリーが完成した時期でもあり、コーナーではその紹介も行われた。
『めざましテレビ』の在籍は3ヶ月。レギュラーという役割を終え、次に待ち構えている大きな目標に挑むことになる。
コンテストへの出場
現在ではファッション誌やウェディング雑誌等で目にする安定した青野楓の姿は、このような背景があって成り立っていることを理解しておきたい。
エンジェル降臨
ところで当初は”ララ”という端役として考えられていたという青野氏だったが、最終的には赤城マキとして主役並みの存在感のあるキャラクターに仕上がった。そして翌年の公開で、現在の彼女のアクション女優としての確固たるイメージが確立したといえる。現在ではこの作品自体が、彼女のひとつの宣伝媒体になっているほどだ。
ステージは舞台へ
初めての舞台出演ということもあり裏で努力していた姿が容易にイメージできるが、とくに劇中のダンスシーンは練習段階から苦戦していたようだ。まわりのキャストが淡々とこなしているなか、青野氏だけがついていけていないと感じていたそうで、不安とくやしさで日々 泣いていたという。
青野氏本人はこの作品への出演が最初で最後となり、次のオファーは ないと思いつつ臨んだとのことだったが、実際にはその後も舞台作品に携わることになる。『BLOOD-C The LAST MIND』では、刀を使いこなす弟想いの姉–蘭を演じ、『攻殻機動隊 ARISE : GHOST is ALIVE』では、主演 草薙素子として難解な用語を使いこなす男勝りなサイボーグ役を演じ、数ヶ月ごとに重要な役を与えられ舞台で活躍することとなった。歴史ある作品の主役を任されプレッシャーもあったなか、公演後のハイタッチ会では観客から温かい声援をもらい、楽屋で感極まって大泣きしたという話は、真面目に仕事に取り組む青野氏らしい姿である。とくに『攻殻機動隊』はいままでよりも公演回数が多く、また初の主演であり最年少ながら座長をもこなし、大役を任されたことも覚えておきたい。
オフ篇
ここでは青野氏に関するいくつかのキーワードを拾い読み解いていく。アクションのイメージが強い彼女だが、意外にも(?) おとなしく過ごしている様子がうかがえる。
家が好き
アクセサリーづくり、ときには1日中つくっていたときもあったようだ。自分でつくれば他人と かぶることがなく愛着がわくという。そしてマイナーな洋楽の鑑賞を好んでいるようで、同じ曲を何度も繰り返し聴いているようだ。
とくに映画は映画館にも出かけるが、自宅で映像配信サービスの作品を観ることが多く、年間100本を鑑賞するヘビーユーザー。ジャンルは洋画のラブストーリー、ヒューマン、青春系といった感じで、アクション映画はない。ちなみにホラーは苦手とのこと。
軽めなディズニーオタク
年間パスポートの取得には至っていないものの、ディズニーランドには毎年10回程度は出向いているようだ。特定のアトラクションに思い入れがあるというよりは、現地の雰囲気に満足しているとのこと。
そしてとくにスティッチが好きで、自身の部屋にはそのぬいぐるみやグッズが多数あり、日々 満たされているようだ。余談ではあるが、スティッチは実験で生み出されたエイリアン。その試作品番号を意味する626番を彼女自身のSNSアカウントにも使用しているほどの入れ込みようだ。
利き海苔
オムツを履いていた頃から味付け海苔を好んで食べていたという青野氏。テイスティングスタイルはストレート。舞台の控室にも持ち込むほどの海苔通で、その消費ペースも早いようだ。
そして いちど食すれば味を覚えている能力の持ち主で、どの銘柄かを判定できる腕前(舌前?)をもつ。
人柄・性格
公私 共に悪い人に出会わないというが、青野氏が人に対して常に寛大な気持ちをもって接しているからだと感じられる。人に向き合うときの丁寧な気持ちが相手に伝わるからこそ、悪く思う気持ちも発生しないといえそうだ。 そして青野氏のいくつかの印象的な様子を拾い まとめると、人見知りで、涙もろく、マイペース。そしてあえて付け加えるならば‥‥ふわふわ?ほんわか?おっとり?‥‥そんな不思議な かんじの方だ。